2009-01-01から1年間の記事一覧

休符だらけの音楽装置@旧千代田区立練成中学校 2009/10/12

大友さんのENSEMBLESの一環である、新作インスタレーションのオープニング・ライブに行ってきた。都会の秋の日が暮れていく中に響く、大友さんのつま弾くギターの音が、廃校の屋上と吹き抜ける風というロケーションも相まって、その場の空間を特別なものにし…

HIROSHI MINAMI GO THERE!@新宿Pitinn 2009/9/24

記録として。結構良かった、気がする。 Like Someone In Loveアーティスト: 南博 Trio出版社/メーカー: EWE RECORDS発売日: 2008/04/23メディア: CD購入: 1人 クリック: 74回この商品を含むブログ (27件) を見る

ゆれる

なんか、のれねーなー。主人公の造形(女性監督ならでは、じゃなかろうか)、小賢しいキャスティング、どうしても表面的で浅く感じてしまう各人物の造形・感情・想い。兄の発言・行動には全くリアリティや一貫性や個別性を感じないもんなぁ。2006年、日、119…

狂い咲きサンダーロード

こちらもたまたま。wikipediaによると卒業制作とのことだが、本当かよ!とても楽しめた。チープな面もあるし、脚本的な未熟さもあるのだろうが、それを補う『熱さ』がある。意外とお話として筋が通っているのも集中力が途切れなった一因だろう(ラストの展開…

ファニーゲームU.S.A.

たまたま機会があって見た。またナオミ・ワッツかと思ったら、製作総指揮にクレジットされてるのな。ひたすら不愉快。鑑賞後も何もカタルシスがない。もちろん意図的なわけだが、俺は興味ないわ。なお、残酷描写自体は控えめで特筆すべきところはなかった、…

呪怨

普段ホラー映画には興味がないのだが、タマフルのホラー特集を聞いて、見てみた。うーん、あまり怖くない。やっぱりこのジャンルとは、相性が良くないのかもしれないなあ。1999年、日、70分。監督:清水崇、出演:栗山千明、三輪ひとみ、大家由祐子、松山鷹…

TAICOCLUB’09 KAWASAKI@川崎市東扇島東公園 2009/9/19〜20

あいにく天気は曇りがち。朝方の太陽が気持ちよかった。ロケーションが良い。砂浜沿いのステージは、波音と遠方まで届くレーザーの光が特別な空間を演出する。ただ風が強いのがまいった。上着は着ているものの、容赦なく体温が奪われる。風がしのげる場所を…

月の鳥@西荻窪アケタの店 2009/9/13

記録として渋谷毅(p)、石渡明広(g)、外山明(ds)月の鳥(紙ジャケット仕様)アーティスト: 石渡明廣渋谷毅,渋谷毅,石渡明廣出版社/メーカー: キング・インターナショナル発売日: 2008/06/04メディア: CD クリック: 4回この商品を含むブログ (6件) を見る

GOOD BAD WEIRD

『続・夕陽のガンマン』のリメイク。プロモーションでは、イ・ビョンホンがメインで語られてるような気がするが、実際はソン・ガンホがメイン。韓国映画に明るくないが、『シークレット・サンシャイン』での好演に、期待が高まる。いやー、気持ちいいエンタ…

4ヶ月、3週と2日

2007年パルムドール。いやぁ、なんとも。こんな映画を見る人なので、主人公に感情移入しまくり。“愚鈍”なルームメイトや、“ボンクラ”な彼氏への、主人公の無言のイライラがリアルすぎる。あー、あるよなぁ、と。同じくボンクラな男としては、じゃあ、あの場…

しぶやさんといっしょ@西荻窪アケタの店 2009/8/29

1年ぶりの「しぶやさんといっしょ」。渋谷さんは「学芸会」とおっしゃっているが、回を追うごとに洗練されてきていることもあって、なかなか難しいところ。こうなってくると、ゲストボーカルの方のプロの歌唱力がむしろ魅力的だった。渋谷毅(vo,p)、かわいし…

評決

DVDで。監督自身のコメンタリーを全部聞いていないのだが、うーん、という印象。このいけすかない、他人の善意に甘えた、不愉快な主人公が、どこで心を入れ替えるのかと、どこで試練が訪れて、それを乗り越えるのかと見ていたが、結局最後までそんな分かりや…

サマーウォーズ

見ている間、その王道を行こうとする、真っ向正面から立ち向かおうとする作り手の姿勢に、俺も頑張らないと、とよくわからない感慨を抱いたのだった。脚本がもうちょっと練られていると良かったなぁとは思う。エンターテイメントとしての太い軸が見えにくく…

僕らのミライへ逆回転

この人、本当にこの手作り感好きだよなぁ。2008年、米、101分。監督:ミシェル・ゴンドリー、出演:ジャック・ブラック、モス・デフ、ダニー・グローヴァー、シガニー・ウィーバー 他「恋愛睡眠のすすめ」よりは、開けた作りではあるが、まだ甘すぎる。もう…

カンフー・パンダ

DVDで。2008年タマフルシネマハスラーランキング第11位。オープニングから、超カッコいい!ま、これは夢で、現実の描き方は、また違うんだけど、キャラクターのセンスのある表情、アクションの表現の仕方が、つくづくプロの仕事で感服するしかない。老若男女…

渋谷毅×松風鉱一 『Blue Blackの階段』完成記念@西荻窪アケタの店 2009/8/1

久しぶりの渋谷さん。松風さんとのDUO。松風さんは楽器をとっかえひっかえ。2人らしい、良い演奏でした。 Blue Blackの階段アーティスト: 松風鉱一渋谷毅,渋谷毅,松風鉱一出版社/メーカー: キング・インターナショナル発売日: 2009/08/07メディア: CD クリッ…

アメリカン・グラフィティ

あー、これはいい。作り手の、下手をすると鼻をつく程の知性、センスがにじみ出る。美しい映画的なカット、魅力的な音楽の使い方。ど直球なセンチメンタルな主題を、ナルシスティックにならずに、作り手の若さ、情熱も含めて、きちんと心に残すものは残す。…

サボテン・ブラザーズ

タマフルのシネマハスラーで、三谷さんの「マジックアワー」をやった時に、同じ構造の映画として紹介されていたもの。wikipediaによると「みうらじゅんが『キングオブバカ映画』と評する傑作」だそう。前半のバーのシーンなど、バカバカしくて良い。全体的に…

26世紀青年

町山さんが以前紹介されていたもの 2007-01-24 500年後の地球はバカが支配する「バカの惑星」になっていた!http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20070124 まず頭に浮かんだのが「WALL・E」。でもあとはそれほど印象に残らなかったなぁ。2006年、米、85分。監督…

スーパーバッド 童貞ウォーズ

これはおもしろい。センスも良い。文科系ボンクラ男子向け。女の子との展開は、かなり都合いいなぁ、とは思うが、そういうエンターテイメントだ。2007年、米、113分。製作:ジャド・アパトー、監督:グレッグ・モットーラ、出演:ジョナ・ヒル、クリストファ…

3人が見えない!〜Perfume『トライアングル』

今、聞き終えた。第一印象の記録として。3人が見えない!でも、俺はやっぱり3人が、Perfumeが見たいよ!アルバム曲を、シングル曲で挟みこむという、曲の並びからして意図的なのだろう。さて、このアルバム曲だ。曲としては、コアに振り切っていて、あり、…

レスラー

案の定、号泣。ラストのマイクパフォーマンスから、最後の決め技を出すためにトップロープに上ってポーズをとるシーンにガッツポーズをし、そこから暗転、スプリングスティーンの歌が流れ出した後は、涙があふれてきて止まらなかった。また歌詞が泣けるんだ…

ミラクル7号

DVDで。去年のシネマハスラーで取り上げられたこともあり、いつか見ようと思っていたもの。ミラクル7号(7月12日)〜ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル漫画的で荒唐無稽なプロット、演出ではあるものの、随所に小技が利いており、またしっかりと…

精神

タマフルの特集に合わせて見てきた。「精神」の「シン」は「心」ではないのだな、などと思いつつ。サタデーナイトラボ「宇多丸×想田対談」〜ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル前作の「選挙」に比べると、「笑える」部分は少なく、間口は狭いよ…

ワイルドバンチ

DVDで。先の「エグザイル/絆」の雛型的作品、とのことで。なるほど、随所に関連を想起させる。全体的に(良い意味で)ちゃんとしてるし、冒頭やラストの銃撃戦は、今見てもダイナミックでかっこいい。1969年、米、145分。監督:サム・ペキンパー、出演:ウィ…

SR サイタマノラッパー

以前、シネマハスラーで取り上げられ、「号泣メーン!」と激賞されていたもの。その時は見れなかったのだが、現在東京で凱旋公開しており、ちょうど行ける日に宇多丸のトークショーがあるとのことで足を運んだのだった。http://s06.tbsradio.jp/redirect/uta…

華麗なる週末

DVDで。以前、町山さんが成人式にちなんで、最も好きな成長の物語として挙げていたもの(見たときは忘れていたが)成人式にちなんで、少年が男へと卒業する映画の感動作、スティーヴ・マックイーンの『華麗なる週末』〜町山智浩のアメリカ映画特電アメリカ南…

BOZO@新宿Pitinn 2009/6/19

久しぶりのBOZO。4枚目が出てからは初めて。新旧織り交ぜた構成。良い意味で肩の力が抜けていて、豊かで楽しい演奏だった。シティ・ポップスが好きな人へのジャズの入り口としては、最適なバンドの一つだろう。ていうか、これで3,000円で1ドリンクなんだもん…

ときめきに死す

DVDで。山本直樹の漫画を思い出した。今の目で見ると、拙い部分もあるが、当時、何か新しいものを作ろうとした、取り繕わない、その本気が画面に力を与えている(やはり観念的ではあるんだけど)。沢田研二の(訓練された殺し屋とは思えない)ゆるい体と、80…

ブルーベルベット

久しぶりに見た。DVDで。思わせぶりなショットや演出は、割とどうでもいいなぁ、と思いつつ、近年の作品に比べれば、脚本が論理的に整合しているため、普通に見れた。が、やっぱり思い入れは持てないなあ。デニス・ホッパーの“怖い人”ぶりは好き。1986年、米…