2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

その街のこども ★★★

全て分かるとは決して言えないけれど、何かを受け取った、そういう人達がたくさんいることは実感した。僕を含め、多くの日本人がそれぞれに持っているであろう、あの出来事に対する想いを前提として、実際にある現実的な、ある側面を提示する、っていう作品…

ソウル・キッチン ★★☆

何も残らない。場面場面は笑えたり、伏線の回収を確認したり、面白く見れる部分もあるのだが、全体を通じた背骨がないというか。社会背景の理解があればまた変わったのだろうか。

キック・アス ★★★

アクション・シーンは文句なくおもしろいんだけど、それ以外のシーンの運びが鈍重なんじゃないか。シーン間の落差を付けるにしても、もっと映画的な工夫ができると思う。

ソーシャルネットワーク ★★★☆

個人的には飽きずに見れたけれど、客観的な映画としてはどうなのか。地味過ぎ。物語としても、表面的な固有名詞を剥ぎとれば、普遍的ではあるが、典型的。題材的に派手な画にするのが難しいのはしょうがないとも言えるが、それを補うために挿入されるシーン…

エリックを探して ★★☆

いい場面もあるけど、もうちょっと物語に深みがあっていい。物語上のハードルが簡単に乗り越えられすぎ

イン・ディス・ワールド ★★★

リアル・ドキュメンタリーのよう。生きること、を見せる。

白いリボン ★★★★

ハネケ。美しく、重厚な画面。少しずつ明らかになっていく、また全ては明らかにならないが、その塩梅が素晴らしい脚本。歴史的背景に思いをはせ、振り返った時に、更に深みを増す仕掛け。ハッとするセリフ。インテリ好きする映画。俺は好き