その街のこども ★★★

全て分かるとは決して言えないけれど、何かを受け取った、そういう人達がたくさんいることは実感した。僕を含め、多くの日本人がそれぞれに持っているであろう、あの出来事に対する想いを前提として、実際にある現実的な、ある側面を提示する、っていう作品だったと思う。それぞれ違う想いを持ちながら、でも何かを共有している、という。そういう人がいる、ということを通して、あの出来事を忘れない、という狙いなんじゃないかな。良い、悪い、って言葉でこの映画を語ることはピントが外れてる気がする。