2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

渋谷毅+安東昇@西荻窪アケタの店 2010/3/27

月一恒例渋谷さんのソロ、なのだが今日はゲストに安東さん。安東さんは初めてみたが、これがなかなか。エモーショナル、かつポップなメロディセンスが良い。最初は二人のやりとりが若干チグハグで、渋谷さんが眼帯してることもあり、どうなる事かと思ったが…

昼顔

見る前はアジア映画だと勘違いしていて、フランス映画で意表を突かれる。第28回ヴェネチア国際映画祭金獅子賞。見てる時は気付かなかったが、これ、カトリーヌ・ドヌーヴか。のっけからいきなりの展開でなんじゃこりゃ、なのだが、終わってみれば、とても良…

トゥモロー・ワールド

DVDで。初見。映画秘宝のゼロ年代ベストに入ってたんだっけか。細かいところでシーンの繋がりや筋、理由が見えなくなる。ラスト近くの赤ん坊を前に戦闘が止まるところも感動的ではあるものの、なんで誰も追っかけてこないんだよ、とか全体的にゆるい。まあま…

ハート・ロッカー

おもしろかったし、映画の世界に没入していたが故の、映画館を出た後の現実の風景の見え方の違いも強く、持続時間が長かった。ただ、緊張感があり、抜群におもしろい個々のシーンやエピソードに比べ、全体としてのテーマの印象が残らないのが残念というか、…

愛のむきだし

DVDで。いやー、理屈はともかく、おもしろかった!そして、満島ひかりちゃん最高!期待値が高いことに加え、のっけからの深夜ドラマ的な画作り、演出に、本当におもしろいのかどうか、早速不安になったのだが、いつのまにかテンポの良い、パワーのある、手堅…

楢山節考

DVDで。俳優の演技(特に母親は怖い)、ショット、美術、照明など、力作ではある。ただ、個人的な琴線に触れる作品ではなかったかな。1958年、日、98分。監督・脚本:木下惠介、出演:田中絹代、高橋貞二、宮口精二、望月優子、伊藤雄之助 他 楢山節考 [DVD]…

松風鉱一カルテット@国立NoTrunks 2010/3/13

久しぶり。やっぱりこのカルテットも只事ではない。加藤さん、外山さんの自由度の高い、絶妙にずらしていく演奏がツボすぎる。本人たちはどうかわからないが、見る側としては、このくらいの規模、距離感が最適。松風鉱一(sax)、加藤崇之(g)、水谷浩章(b…

プリンセスと魔法のキス

オープニングからキャラクターが動く、動く。それだけでテンションが上がる。いやー、素晴らしい。エンターテイメントに徹しながら、志高い、高品質な作品を見せられると、その作成ドラマを思うだけで感動してしまう。「大人も見れる」というのは、作品自体…

オフサイド・ガールズ

DVDで。2006年のベルリン国際映画祭銀熊賞。これは佳作。宗教的背景ではあるが、設定がおもしろいし、その着眼のおもしろさの本質を理解した上での脚本、演出。大仰でドラマチックな世界でなくとも、日常の中に、市井の人々の中に、こんなにも豊かで、逞しく…

CURE

久しぶりにDVDで。「トウキョウソナタ」があれだったので、確かめる意図もあり。でも、こちらはやっぱり良かった。数人しか観客のいない夜の池袋ロサで見たときは、慄然としたなぁ。萩原聖人が、また嫌なんだ。1997年、日、111分。監督・脚本:黒沢清、出演…

宇宙戦争

DVDで。初見。ラストだけでなく、全体を通してご都合主義で、説得力がない。が、賛否両論なわけで。だし、スピルバーグ。一応意図があるのだろうと思うのだが。何が賛なのか、俺が気付いていない部分があるのかに興味はある。2005年、米、117分。監督:ステ…

孔雀 我が家の風景

2005年ベルリン国際映画祭銀熊賞(審査員グランプリ)受賞。冒頭から痺れる映画的ショットの連続。名画の風格がビンビンに伝わってくる。そうか、この監督、撮影監督出身なのか。決して裕福ではない一家における、父と母、兄、妹、弟の物語。そこには祝福の…

YANO MUSIC FESTIVAL 2010@渋谷O-EAST 2010/2/24

これはポップスファンにはたまらないラインナップ。とりわけ個人的には南波志帆ちゃんを見たかったわけだが。南波志帆、堂島孝平、馬の骨、土岐麻子、NONA REEVES着いた時には残り2曲。が、録音のままのキュートな声に俄然テンションが上がる。そしてあの「…

映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲

タマフル等で言及されることも多いので、久しぶりに見てみた。中弛みする部分もあると思うが。でも、後半のヒロシのセリフ、しんのすけのセリフにはやはり心を揺さぶられる。2001年、日、95分。監督:原恵一 映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オト…

フローズン・リバー

町山さんが紹介して以来楽しみにしていた。これは佳作。最初は地味過ぎないかと思ったが、ドキュメンタリーと錯覚するような、地に足の着いた画面にいつの間にか引き込まれる。実は脚本的にも適度な起伏があり、飽きさせない。なにより、人間の善性を懐深く…