プリンセスと魔法のキス

オープニングからキャラクターが動く、動く。それだけでテンションが上がる。

いやー、素晴らしい。エンターテイメントに徹しながら、志高い、高品質な作品を見せられると、その作成ドラマを思うだけで感動してしまう。「大人も見れる」というのは、作品自体が鑑賞に耐えうるということもあるが、その仕事ぶりそのものが一級品のドキュメンタリーである、ということだ。

一応、気になった点も。レイが同行するようになった動機が良く分からない、二人がなぜ互いに好意を寄せるようになったのか(まぁ、それ以外の展開ってないから、受け入れてはしまうのだが)、シャーロットが物分かりが良すぎて拍子抜け、といったところか。

あと、音楽、そしてミュージカル・シーンがまた素晴らしいんだよなー。最初からDR.JOHNで興奮し、途中でランディ・ニューマンがかかり渋いなー、と思っていたら、音楽監督がランディ本人だったと。嫌いなはずがないじゃないか!

2009年、米、97分。監督:ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ、製作総指揮:ジョン・ラセター

予告編