評決
DVDで。監督自身のコメンタリーを全部聞いていないのだが、うーん、という印象。
このいけすかない、他人の善意に甘えた、不愉快な主人公が、どこで心を入れ替えるのかと、どこで試練が訪れて、それを乗り越えるのかと見ていたが、結局最後までそんな分かりやすいエピソードが出てこない。かといって、能天気なエンディングというわけでもないし。
別に、分かりやすく主人公が成長する物語である必要はないのだが、では代わりとなる筋立てがあったかというと、、、よくわからないというのが正直なところ。個人的には、ポール・ニューマンに最後に成長して欲しかったなぁ。
1982年、米、129分。監督:シドニー・ルメット、出演:ポール・ニューマン、ジャック・ウォーデン、シャーロット・ランプリング、ジェームズ・メイソン 他