パンチドランク・ラブ

奇妙だが、普遍的なラブストーリー。深読みするのは野暮。大人のおとぎ話として、軽い気持ちで見るのが正解。



2002年、米。95分。監督・脚本ポール・トーマス・アンダーソン、音楽ジョン・ブライオン。さえない、そして突然キレる男バリー・イーガン(アダム・サンドラー)と、彼の前に現れた女リナ・レナード(エミリー・ワトソン)のラブストーリー。

DVDで。同監督の最新作「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」が良かったため(その時のエントリはこちら)。

やっぱり巧い。センス、そしてアイデアがある。印象的な導入部分に始まる脚本、セリフ、キャラクター、画面の構図、色味。人によっては鼻につくのだろうが、個人的には全然あり。だって軽い気持ちで見るのが正解なんだもの、いちいち目くじら立ててもしょうがない。