父、帰る

DVDで。2003年の金獅子賞。

初監督作品だからなのか、落ち着いた端正な画面ではあるのだが、そこかしこに瑞々しさがにじみ出ている。また、焦点を絞り込み、背景情報を最小限に抑えつつ、しっかりとした物語構造を備えた、理性的な脚本も成功していると思う。役者もいい。良い映画。

2003年、ソ連、111分。監督:アンドレイ・ズビャギンツェフ、出演:コンスタンチン・ラヴロネンコ、ウラジーミル・ガーリン 他

予告編