息もできない

結局2度見てしまった。音楽だと1stアルバムのような、理屈でなく、特別なものになってしまった作品。筋書きとしては全くもってオーソドックスで、分かりやすく、どストレートのだが、それがむしろ嫌みなく、説得力になってしまっている。観客はその直球をまっすぐ受け止めるのかどうかを迫られ、まっすぐ受け止めることを選択した人は、心を震わされずにはいられないのではないか。切羽詰まった状況で、でも生きていくんだよ!っていうそういう感情を重ね合わせずにはいられなかった。それが自慰行為だとしても。

2008年、韓、130分。監督・脚本:ヤン・イクチュン、出演:ヤン・イクチュン、キム・コッピ 他

予告編