WALL・E ウォーリー

ずいぶん前に見た。メモとして。

質感やら、細部の作り込みやら、その途方もない労力も含めて感服するしかない。

が、脚本は?主軸であるウォーリーとイブのかわいらしい物語に対して、人間社会に対する風刺の部分が中途半端な気がした。主張に深みがないというよりは、その主張を語るに必要なエピソード、時間が足りていないというか。また、2つの流れの有機的な連携も不足していたような。家畜のように生きてきた人間が、より人間らしい生き方に目覚めるまでの説得力がもっと欲しかったな。

あと、植物がなんで熱切断しないと開けられないような、光の差し込まない場所で見つかったのかが気になった。

2008年、米、103分。監督:アンドリュー・スタントン

予告編