高橋知己グループ@西荻窪アケタの店 2008/9/10

ヤバい!熱い!これは良いグループを見つけた。

高橋知己(ts)、津村和彦(g)、工藤精(b)、斉藤良(ds)

(ジャズについて語る言葉を持たないのだが)レパートリーは、コルトレーンなど、スタンダードなジャズ。奇をてらうような新しさがあるわけではない。しかし、その演奏は、決して形式に陥ることはない。ストレートで瑞々しく、力のこもった素晴らしい演奏。プレイヤー全員、力があり、ニュアンス豊かな演奏ができることに加え、インタラクションも有機的で、グループとしての完成度がとても高い。

これにはベース、ドラムを担当する若手の貢献も大きいのではないか。フレージング、ビート感には、スタンダードを踏襲しつつも、世界のいろいろなビートをフラットに聞いているからこその、今の音楽として聴けるグルーブがある。これが、スタンダード・ジャズをやりつつ、古臭くない、今聞ける音楽として成立できている理由なのではと感じた。


『Nothin' But Coltrane』

『Nothin' But Coltrane』