さかいゆう(What's goin' on vol.9)@渋谷O-nest 2008/9/9
受付で予約リストの人数の少なさに最初の予感があった。で、会場へ入ると思った以上に客が少なくて、ますます嫌な予感が膨らむ。
で、これが的中。何か乗り切れない。曲数が少なく、ステージの流れの強弱が作れていない。盛り上がりが作れてないので、スローの曲でのボーカルが生きない。そもそもボーカルの音量が小さめだった気もする。
客とのやり取りもワンパターンで単調。でも、これは本人も何とかしようとしてたからだろう。MC中に、今日の客はいつもと違う、という発言もあったし、実際、空間的な余裕があったにもかかわらず、客の動きは鈍く、また静かで決して乗りが良くはなかったからだ。
前回の7月のライブは超満員。エアコンが全く効かないほどだったが、棒立ちを余儀なくされる中にもかかわらず、体を動かさずにはいられなかった。ワンマンで演奏曲も多い。みんなが知っているカバー曲も和洋取り混ぜてたくさんやった。客の乗りもよかった。
会場が馴染みの場所から変わったからかもしれない。ギターの竹内朋康がいなかった(バタ犬との兼ね合いもあろう)。客の少なさも影響しただろう。平日だし。前回の印象が強すぎて、僕の中のハードルが上がってたこともある。
実際それほど悪いわけではない。歌詞も含めて、まっすぐ耳に入ってくるボーカルはやはり素晴らしいし、バンドとしてもリズム隊はタイト、コーラスもさかいゆうとかけあえる存在感を持ってる。
でも。でもなー。完全にこちらの勝手ですが、正直もったいないと思いました。とりあえず今後も通ってみます。
マウンテン・モカ・キリマンジャロ。CDの方が良い音でした。後半に行くにつれて演奏は良くなっていたので、緊張もあったのかもしれません。場数を踏んでいくなかで、どう化けていくかが勝負でしょう。この手のバンドでライブより録音の方がいいっていうのは、やはり健全ではない気がします。
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