エクソシスト

DVDで。恥ずかしいことに初見。なんだ、しっかりした作りの映画じゃないか。「フレンチ・コネクション」の監督なの?なるほど。


エクソシスト ディレクターズカット版 [DVD]

エクソシスト ディレクターズカット版 [DVD]


1973年。監督ウィリアム・フリードキン。米、132分。

今の目から見ると、それほど怖いとは思わない。けれども、当時、そしてキリスト教圏の人たちの目には衝撃的だったのだろう。

伏線というか、ちょこちょこ暗示的なエピソード、場面、アイテムが登場するのだが、結局説明、回収されずに終わっているように見えるものが少なくない(監督による音声解説はこの後見る予定)。それもあって、リアル志向で描かれる登場人物たちの苦悩の原因が表面的にわかる部分に留まるというか、登場人物への共感が深まらないように感じた(特にカラス、メリンの両神父)。キリスト教の背景を知らないとわからないこともあるのだろう。