原田依幸グループ@西荻窪アケタの店 2008/8/20

田舎のそこらへんの普通のオヤジ(というか、ほとんどおじいさん)が、ピアノを前にして、いきなり硬質でクリアな、そして美しい不協和音を叩きつけるのだ。これはニヤリとせざるをえない。

普段フリーは聞かないのだが、ライブなこともあって、音楽形式としての必然性は伝わる。緊張と集中力から生まれる、鋭い美しさや大きなスケールが立ち現れる瞬間には感動する。ただ、形式から想定される範囲内であって、新しさは感じないなぁ。途中で飽きてしまった。

原田依幸(p)、時岡秀雄(ts)、望月英明(b)、小山彰太(ds)