「ディスコミニュケーションの絶望を感傷的に描写する」という90年代的なセンスに基づいたオシャレさは一切使っていない。


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QuickJapan77号Perfume特集おまけ座談会 4

http://quickjapan.seesaa.net/article/94328836.html


Perfume「GAME」について、まだあまり歌詞論は出てきてないのであげておこう。感想と評論の間ぐらいで、個人的には一部ついていけないところはあるが、おもしろかったです。

タイトルで引用した部分は、世代もあり非常によくわかるところ。ただ、これが中田ヤスタカによる新規性かはわかりません。

ディスコミュニケーション」へのスタンスという視点は、コンベスにおける、木の子さんの歌詞との比較にも有効な気がします。木の子さんの歌詞は、引用でいう「90年代的センス」とはまた違います。ディスコミュニケーションを前にして戸惑う、乗り越えようとする姿が再三書かれており、いずれにしてもディスコミュニケーションをネガティブなもの、(場合によってはのりこえるべき)「壁」として捉えている、ように個人的には感じます。一方中田氏は、例えばWonder2では、引用先を踏まえれば、「分からないけどあなたを信じる」歌詞であり、コンベスの頃から同じスタンスを持っていたことがうかがえます。

あー、紹介記事にしようと思ったのに、また時間使っちゃったよ(泣)