CURE

久しぶりにDVDで。「トウキョウソナタ」があれだったので、確かめる意図もあり。でも、こちらはやっぱり良かった。数人しか観客のいない夜の池袋ロサで見たときは、慄然としたなぁ。萩原聖人が、また嫌なんだ。

1997年、日、111分。監督・脚本:黒沢清、出演:役所広司萩原聖人うじきつよし中川安奈

予告編


CURE キュア [DVD]

CURE キュア [DVD]

オフサイド・ガールズ

DVDで。2006年のベルリン国際映画祭銀熊賞。これは佳作。宗教的背景ではあるが、設定がおもしろいし、その着眼のおもしろさの本質を理解した上での脚本、演出。大仰でドラマチックな世界でなくとも、日常の中に、市井の人々の中に、こんなにも豊かで、逞しく、喜びのある生活のシーンが溢れている。最後の最後で最大のドラマを持ってくるところも、上手いなぁと。爽やかな後味を残す良作でした。

2006年、イラン、92分。監督・製作・脚本:ジャファル・パナヒ、出演:シマ・モバラク・シャヒ、イダ・サデギ、サファル・サマンダール、シャイヤステ・イラニ

予告編


プリンセスと魔法のキス

オープニングからキャラクターが動く、動く。それだけでテンションが上がる。

いやー、素晴らしい。エンターテイメントに徹しながら、志高い、高品質な作品を見せられると、その作成ドラマを思うだけで感動してしまう。「大人も見れる」というのは、作品自体が鑑賞に耐えうるということもあるが、その仕事ぶりそのものが一級品のドキュメンタリーである、ということだ。

一応、気になった点も。レイが同行するようになった動機が良く分からない、二人がなぜ互いに好意を寄せるようになったのか(まぁ、それ以外の展開ってないから、受け入れてはしまうのだが)、シャーロットが物分かりが良すぎて拍子抜け、といったところか。

あと、音楽、そしてミュージカル・シーンがまた素晴らしいんだよなー。最初からDR.JOHNで興奮し、途中でランディ・ニューマンがかかり渋いなー、と思っていたら、音楽監督がランディ本人だったと。嫌いなはずがないじゃないか!

2009年、米、97分。監督:ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ、製作総指揮:ジョン・ラセター

予告編

松風鉱一カルテット@国立NoTrunks 2010/3/13

久しぶり。やっぱりこのカルテットも只事ではない。加藤さん、外山さんの自由度の高い、絶妙にずらしていく演奏がツボすぎる。本人たちはどうかわからないが、見る側としては、このくらいの規模、距離感が最適。

松風鉱一(sax)、加藤崇之(g)、水谷浩章(b)、外山明(ds)


private notes

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ゲストハウスで昼寝 Guesthouse De Hirune

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