Sense of Wonder 2008@山中湖きらら 2008/9/13

この会場の芝生で寝転がりたくて行くようなところがある。この会場には1年に一度は来たくなってしまう。とりあえず雨が降らなくて良かった。

iLL、envy、OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUNDオオヤユウスケsession、Calm、kashiwa daisuke、□□□(クチロロ)、Kuniyuki Takahashi、GROUP、group_inoucopa salvoGOMA、Sandnorm、SONPUB AND VJ DIAGRAM、SPECIAL OTHERS曽我部恵一ランデヴーバンドDJ QUIETSTORM、Traks Boys、元ちとせフルカワミキBreath Mark with 松永孝義・土生""tico""剛・椎野恭一、bobin、miyauchi yuri、RUDDER(From N.Y.)、LEO今井、world's end girlfriend & POLTERGEIST ensemble、渡邊琢磨(a.k.a.COMBOPIANO)+千住宗臣

全体的にいまいちパッとしない印象。分かりやすく盛り上がれるタイプの音楽が少なく、またステージの大きさに見合ったステージングをできる力量をもったバンドが少なかったように思う。なんか、雰囲気インストバンドばっかだな。なんで今更10年前のことをやってるんだろうか。

渡邊琢磨(a.k.a.COMBOPIANO)+千住宗臣。雰囲気インストバンドが続く中、前に進もうという気概があっていい。彼女に振られたのを愚痴りながらの自虐プレイ。なぜこれが一番小さいステージ?客たくさん。

曽我部恵一ランデヴーバンド。ライブ上手いなー。場数をこなしてるだけある。「戦争反対!」とか唐突に叫ぶのには気恥ずかしさを感じるが、客に、てらいなくレスポンスを求め、大きく巻き込んでいくステージングには素直に感心。音楽的にも、バックの演奏含め、洗練された豊かなロックを聞かせる。曽我部のボーカルも熱い。

□□□。ライブ初見。が、コンディションが最悪。一番小さいステージだわ、メインステージの音が大きくて聞こえないわ、片方のスピーカーから音が出なくなるわ、で、まともに見れなかった。一番楽しみにしてたのに。本人たちも不満の残るパフォーマンスだったろう。また、あれだけ編集された曲をどのようにライブでやるのかに興味があったのだが、まだ録音を超えてはない気がしたな。歌詞は聞き取れないし、ベース、ドラムの音色もいまいち。

元ちとせ。最初の音、最初の歌から空間の雰囲気が変わる。バックのアレンジ、演奏は、ジャズ的なアプローチ。これが、歌を最大限引き立てることに徹した控え目、かつニュアンスに富んだもので素晴らしい。ここに抜群の存在感で歌が入ってくるのだが。。。うーん、あの奄美民謡的な節回しって必要?しかも妙に過剰。あって良い曲もあるのだが、どう考えても不必要な曲もあるよな。声自体はとても魅力的なだけに、なんとも残念。

昨年に比べメジャーな出演者が減ったせいか、客は少なめ。スペースは広いし、お店は並ばないしで、客としてはこの上ない。曇り空が先行し、富士山の雄姿を一度も見ることができなかったのは、やはり残念でした。