BOZO@下高井戸Blue-T 2008/6/5

もうね、ヤバいわ!おそらく東京の中でも相当レベルの高い夜がそこにあったよ!

BOZO
津上研太(sax)、南博(p)、水谷浩章(b)、外山明(ds)
http://www.kenta-site.com/bozo/index.html

各々ポップシーンも含め色々なところで活躍する、脂の乗り切った実力者4人のアコースティック・ジャズバンド。個人的にはとてもオーソドックスなジャズ、なんだけど。。。マイルスのエレクトリック前、Nefertitiみたいな。。。(恥ずかしい!ジャズを語る知識はないので許して!)

一言でいえば「かっこいい」ということになってしまう。それは独りよがりでなく、エンターテイメント。だが決して安易ではなく、随所に音楽的な美しさ、(くどいようだが独りよがりでない)アイデア、情熱がある。そしてそれがメンバー各々の技術、センス、経験に裏打ちされている。と、こんな美しいことってないじゃないか!

そして、この音楽をさらに特別なものにしているのは、やはり外山さんのドラムだろう。UAでの演奏どころじゃないよ、本当。今回は変則的なドラムセット?で終始立っての演奏。この自由すぎるビート感は、唯一無二ではないか。しかもそれはフリージャズ的な(ある種古臭い)自由ではない。ブレイクビーツを経由した耳にも説得力があり、かつ圧倒的に新しく、個性的なんだけど、でも今の感覚にど真ん中なのだ!(決して個人的なものでなく、少なくない人にとって当てはまると信じる)。さらに演奏スタイルは、コンテンポラリーダンスの域というおまけ付き。おちおち眼も閉じてられない。

なのに、客が20人もいないってどういうこと!しかも3500円、食事付き、1drinkだから、実質的に1500円ぐらいなのに!これはさすがに間違ってるだろう。人気が出る前のPerfumeに近い憤りを感じるよ!

客が少ないのは、客側からすればありがたいけど、あまりにも不当だし、情報の非対称性、世の中の非効率を感じざるをえない!騙されたと思って是非足を運んでみてください。グッド・ミュージックを愛する人なら絶対引っかかるはず!

次回は、7/11(金)に国立NO TRUNKSでやるようです(詳細は前述のHPを参照)

これは昨年末に出たライブ盤。4枚目も準備中と言ってました。

Red Context-anthology of live 2007-

Red Context-anthology of live 2007-