3人が見えない!〜Perfume『トライアングル』

今、聞き終えた。第一印象の記録として。

3人が見えない!でも、俺はやっぱり3人が、Perfumeが見たいよ!

アルバム曲を、シングル曲で挟みこむという、曲の並びからして意図的なのだろう。さて、このアルバム曲だ。

曲としては、コアに振り切っていて、あり、むしろシングル曲よりかっこいいし、クオリティも高いとさえ思う。あいかわらずのDTM臭は漂うものの、音響としての快楽の度合いは確実に上がっている。

しかし、ボーカルの処理は失敗ではないか?加工が強すぎて、3人の声の特徴がほとんど消えている。3人の声が聞き分けられない。3人の声なのかすらわからない。音の先に3人が見えない!

そもそもバランスが小さめで歌詞も聞き取れない。Perfume、というか中田サウンドの1つの特徴である、印象的な歌詞が耳に入ってこないことで、ますますそれを歌う3人が見えなくなっているように感じる。

最初に戻り、『Love the world』と聞き比べるとボーカルの立ち方の違いは明らか。で、こっちの方が断然イイ!

アルバム曲のテイストを考慮した結果ではあるんだろうが、もっとベタに3人の声を押し出しても成立したと思うんだけどなぁ。もし、ボーカルが改善して、一部毛色の違うシングル曲を除いたら、突き抜けた神盤になる可能性はあったと思う。

あと、『願い』のアニメかゲームの安い音楽のようなアレンジは正直残念でした。


トライアングル(初回限定盤)

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